少し前になるけど、とあるキャンプ上で野外研修を受けた時のこと。
僕もこの年になるまで、何度も研修を受講して来た。
そのほぼ100%が会議室やホテルなどの室内での受講で、ある程度の経験や知識も役に立つことも多かれ少なかれあった。
ところが、今回の野外研修は以前のそれらとはまったく違ったスタイルだった。
参加者も日本各地から24歳から60歳超の24名集まった。
世代が偏らないように4チームに分けられ、各チームでワークをこなして計画から実行、振り返りを繰り返していく。
そのワークがすべて屋外で体を使い完成させていくのである。
そして、今回一番驚いたのは、そのワークをするために”謎解きクイズ”があって
そのクイズが徐々に難しくなっていく。
「なにこれ?」という謎がいくつも出てくる。
その謎を解かないとチームのワークができない!
「やりたくてもできない!」
僕がウズウズしていると、20代の若者が、「それはこうですね。」と
見事に謎を解いていく。
そして、ワークをして、また次の謎に突き当たる。
また、「うーっ!」となっていると、今度はチームの他の若者が「それはこうですね!」と謎を解く。
さらに続くチームビルドのワークにも若者力は発揮され、
最後には自分たちのチームだけでは終わらず、全4チームを纏めることに
積極的にアイデアや意見を述べた。
今回の研修を振り返り、知識も経験も豊富だと高を括っていたが
見事に若者の力の素晴らしい点に触れることができ、自分の知識や経験が役立つことは無かったことで、大いに反省をした。
今後は今まで以上に若い人たちの感性や意見も取り入れ、激動の時代を生き抜いて行くと決めた出来事だった。
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