「グレートレース」って知っていますか?
皆さん、今日は僕が以前に一度見て、虜になるほど好きなレースをご紹介します。
過酷な自然環境の中で、何日間もかけて何100キロも自分の足で競い合うレースがあるんです。
先日、久しぶりに再放送があって、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
ヒマラヤ山脈の300キロのコースをマウンテンバイクで競うレースです。
http://www4.nhk.or.jp/greatrace/x/2017-03-05/11/25686/2379265/
このレースは参加者数は世界各国から36名でその内女性が8名。完走者は33名。というどちらかと言うとマイナーなレースかもしれません。
その中のひとりにオーストラリア人の女性で、柔道の選手がいました。その女性はオーストラリア代表でオリンピックにも出場している選手でした。
その選手が「なぜ、こんなレースに出ているのか?」僕もすぐになぜなんだ?と思ったのですが、
彼女は現在36歳で東京オリンピックを目指しているが、そのときには40歳になっているので、どうしようかと悩んでいるのでした。
「このまま柔道を続けていくのか?現役引退をしたほうが良いのか?」まさに人生を見つめ直すために参加していると言っていました。
彼女はレース終了後に、その答えを
「レース中、頭の中は柔道のことばかり思い出した。今まで辛いこともたくさんあったけど、やっぱり私には柔道しかないわ」と言っていました。
また、優勝争いの中に地元ネパール出身の選手がいました。
彼は、このレースで6回優勝している選手です。10回目の記念大会にも是非優勝をしたいと言っていましたが、子供の頃から貧しく、自分の自転車も買うことができない家に育ちました。中古の部品を集めてできた自転車で、参加した大会で優勝したことが、彼の人生を変えたのです。
この大会で優勝した事でスポンサーが付き、世界各国の大会にも招待され、自宅も購入することができたそうです。
正に、彼もこのレースで人生を変えた一人でした。
僕は、この【レースは人生そのものだ】と思います。レースを通して、常に自分との会話、自分と向き合うことで、レースを戦って行きます。
苦しみながら戦う姿、前に行こうとする姿に感動するのです。
レースに出ることは難しいかもしれません。
でも、人生の転機と感じたとき、自分と向き合うことを大切にして欲しいと感じたのでした。
過去のグレートレース
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